創業・起業にあたり借入をする場合、どこでいくら借りるべきなのか、ほとんどの方が初めての経験の為、非常に悩まれるかと思います。

日本政策金融公庫で借入をされる方が最も多いように思いますが、金額と返済期間はどう設定すべきなのでしょうか。

その判断をするために、事業計画書を作成して開業後の収支をシミュレーションしていきますが、開業当初の返済負担を軽減する為に、元金据置期間というものを設定できることを知らない方もいると思います。

元金据置期間とは、一定期間、利息だけを支払う期間のことです。

例えば、300万円を５年で元金均等返済、金利は2.1％の場合、

１年目　６６万円

２年目　６４万円

３年目　６３万円

４年目　６２万円

５年目　６１万円

（※上記はおおまかな金額です、総支払額３１６万円、利息合計１６万円）

これを、最初の１年は元金据置とした場合

１年目　６万円

２年目　８０万円

３年目　７９万円

４年目　７８万円

５年目　７６万円

（総支払額３１９万円、利息合計１９万円）

６年返済で１年目を元金据置とした場合

１年目　６万円

２年目　６６万円

３年目　６４万円

４年目　６３万円

５年目　６２万円

６年目　６１万円

（総支払額３２２万円、利息合計２２万円）

業種にもよりますが、開業当初は売上が見込めないと判断した場合、元金据置期間を設定することで、資金繰りが楽になります。これから借入を検討されている方は、金融機関の担当者に相談してみてはいかがでしょうか。

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