コラム
2021年11月19日(金曜日)
勤怠管理システム
従業員を採用すると、労働者名簿・賃金台帳・出勤簿・有休管理簿などの法定帳簿を作成しなければなりません。賃金台帳とは給与明細を取りまとめたものです。
給与計算をするためには、個々の雇用契約の内容と、勤怠データが必要です。勤怠データは出勤簿から読み取れます。時給者であれば、勤務時間×時給が給与になりますので、出勤簿が必要なことは明白ですが、月給者も出勤簿が必要です。
出勤簿にとくに決まったフォーマットはありませんが、必要な勤怠データが一目でわかるようなものが望ましいかと思います。出勤時刻、退勤時刻、時給者であれば、休憩の開始事項と終了時刻もわかるようにしておきます。
以前は紙の両面に打刻できるタイムカードが一般的でしたが、現在は勤怠管理システムを使用している事業所が多くなっています。紙であれば、1か月分を集計する手間が掛かり、エクセルではセルの計算式が変更されてしまう事がありますが、勤怠管理システムを使えばそのような心配がありません。
従業員数が多くなってくると、有料の勤怠管理システムを導入した方が管理しやすいかと思いますが、従業員数が数名のうちは、無料の勤怠管理システムをダウンロードして使う方法もお勧めです。
インターネットで「勤怠管理」「無料」などのキーワードで検索すると色々と出てきます。これまで紙のタイムカードや手書きの用紙で出勤簿を作成されている事業主様は、検討されてみてはいかがでしょうか?
もとまち社労士事務所では、法定帳簿を適正に整備し、企業の土台をしっかりと構築したうえで様々な助成金を提案させて頂きます。また可能な限り分かり易く、コストの掛からないよう、十分にヒアリングさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。