コラム
2022年3月18日(金曜日)
教育訓練、研修、セミナーを受講する際に検討すべき助成金【人材開発支援助成金】
従業員に対して、実務に必要な技能を習得してもらうため、研修やセミナーを受講してもらう場合に活用したいのが【人材開発支援助成金】です。
どのような教育訓練でも使える訳ではなく、職務に関連した専門的な知識や技能の習得を目的としたものが対象です。また、訓練時間数は10時間以上で、カリキュラムや学習資料が整備されており、計画に沿って行われる必要があります。
例えば、建設現場で働く人がクレーン操作を学ぶ場合や、事務職の方がパソコンを学ぶ場合、美容室に勤める方がパーマ施術を学ぶ場合など、適用される教育訓練の幅はかなり広く、しっかしとした受講計画を立てる必要がありますが、様々な場面で活用できる助成金です。
この助成金は2つに分かれており、下記の2種類を申請することになります。
【賃金助成】1時間当たり380円~760円
【経費助成】30%~45%(上限7万円~50万円)
<受給例>“特定訓練コース”
受講時間100時間・・・@760円×100=76,000円【賃金助成】
受講料250,000円・・・250,000×45%=112,500円【経費助成】
助成金・・・188,500円
申請にあたっては、まず訓練開始前に計画書を提出し、受講するたびにレポートのようなものを作成します。申請時には出勤簿や賃金台帳、雇用契約書や就業規則の添付が必要になり、それなりに手間は掛かりますが、定期的に従業員に対して教育訓練を実施している企業などは、是非活用したい助成金です。
もとまち社労士事務所では、各種助成金の申請代行を承っております。また合わせて、出勤簿や賃金台帳の整備、就業規則、賃金規定の作成・改訂も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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もとまち社労士事務所 代表 社会保険労務士:小林亮介