Q&A
2022年1月14日(金曜日)
退職して起業したら失業手当は受け取れない?
失業した場合に受け取ることが出来る失業手当ですが、失業給付と呼ばれたり、名称がハッキリしないと思ったことのある方もいるかもしれません。正確には、雇用保険法上給付のことを「失業等給付」と言います。その中に「求職者給付」があり、その中の「基本手当」と呼ばれる給付が、一般に失業手当や、失業給付と呼ばれるものです。
この給付を受けるためには、まずハローワークに来所し、求職の申し込みを行う必要があります。そして就職しようとする意志があること、いつでも就職できる状態であることが要件です。従って、退職後、転職先が決まっていない状態は要件に該当しても、退職後起業する場合には、そもそも就職しようとする意志がないと判断され、失業手当を受給することはできません。
ただ、中にはフリーランスとしての収入確保を模索しながら、良い求人があれば転職も考えているような方もいるかもしれません。その場合は、ハローワークでその旨を伝え、個別に判断されることになりす。
先日厚生労働省より発表があり、退職後に起業したものの、うまくいかず再び就職活動をするようなケースを配慮して、失業手当を受給できる権利を最大3年間保留できるようにするとのことです。